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大阪都のテーマは府と市で重複する行政機能の統合、効率化である。信用保証協会は府と市にそれぞれある。まさに重複している機能であり、全国に5か所ある重複地域のひとつである。経営コンサルタントとしてKPIを設定して両協会を比較した。経営統合をするのなら、重複している機能をひとつにして効率化をするだけではなく、スキルの高い方に合わせたオペレーションにして組織力を高めていくべきことを主張している。マッキンゼー時代の同僚の佐々木さんと一緒になって提案を行った。 |
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ときどき社会人向けの大学院から講演を依頼されることがある。こちらの資料は東京大学で講演をしたときのもの。講演依頼を受けたこと自体、大阪府での取り組みを振り返り、まとめてみるのによい機会になった。たいていの場合、財政といえば予算のやりくりのことである。しかし、実はバランスシートの見直しの方が圧倒的に改善インパクトが大きい。にもかかわらず、改革に向けた体制が整えられてはいない。ここでの問題提起は大阪府に限らず多くの自治体でも有効なはずである。 |
21世紀政策研究所(自治体の資金調達) |
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2010.3 |
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仕事仲間の上山さんとマッキンゼー時代の後輩の倉田あやさんと行った共同研究レポート。もともとはPFIについて研究しようじゃないかと始めたプロジェクトであったが、水道事業の利払いが収益の1割を超えている(当時)に唖然として、自治体の資金調達自体が問題ではないかと、大きく舵を切ったことを覚えている。水道事業を始めとする公営企業の資金調達問題を研究するきっかけとなった、思い出のプロジェクトでもある。 |
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これぞ、大阪府特別参与の委嘱を受けてはじめて答申したレポート。府を越えて活動する企業が府内の企業所得の半分以上を創出しているという、驚くべき現実に突き当たった。サンプリングした企業が府外にも事業所を持つか持たないか確認するために、大阪府の職員の方々と手分けをして図書館に行って紙ベースの資料をめくってはじめてわかった、文字通り、汗と涙の結晶のようなレポート。府外に展開できるような、元気のよい企業をもっとみつけて支援しようじゃないか、という答申であった。 |
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illustration Keisuke Nagatomo |
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